住まいる日記

「ダンマリかい?」

唐突ですが、「沈黙」と聞いて何を連想されますか?

映画ファンの方ならスティーブンセガールの「沈黙・・・」シリーズ?

今回長崎の「鴛鴦の棲」が竣工し新築祝いの翌日に時間が空いたので、前々からずっと行きたいと思っていて中々いけなかった。遠藤周作文学記念館にやっと行ってきました。
そう「沈黙」とは、遠藤周作の代表作あの「沈黙」です。

学生時代、これを読んで怒りと悲しみに包まれ涙しまして・・・。今も覚えています。
最高の文学作品です。しかし読んだ後「何で・・・?」と言う「もやっと感」が残りました。
遠藤文学の原点とも謂われるあの「沈黙」の舞台にもなった外海(ソトメ)地区に建つ記念館です。

三方を山に囲まれた小さな入り江の村、開いているのは西の海側だけ、まさに隠れキリシタンの里、
文学記念館は、その尾根の先端に五島灘を望むように建てられていました。

その悲劇の舞台になった出津(しつ)文化村(今は長崎市)、点在する協会郡を歩いてみました。
丁度、朝の礼拝の時間が終わったようで、人々が教会からぞろぞろと出てきていました。
教会は今も当時のまましっかり使われていました。
当然ですが村には今も人々がしっかりと息づいていました。悲劇を乗り越えながらも・・・。

人々がこんなに祈っているのに苦しんでいるのに、神は、主は何も応えてくれない・・・。
現代風に言わせれば「ダンマリかい?」になるのかな?
今また、「沈黙」を再読をしています。30年前、学生時代とは違う発見があるでしょうか?
お勧めの星★★★★★です

長崎は1945年8月9日にもう一度悲劇に襲われます。


沈黙の碑

沈黙の碑「人間がこんなに哀しいのに主よ、海があまりに碧いのです」と彫られています

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